―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Hプログラム (「必見の長編アニメ」の巻)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
内容:ソ連時代の長編アニメ「雪の女王」を上映。詳しくはこちら。
http://www.laputa-jp.com/laf2003/prg/GL.html#H
「アニメ史に輝く大傑作」なーんて書いてあるので取りあえず見てみたら、なんと
ホントに、正真正銘、大傑作のアニメであった。(芸術的なだけでなく、優れた
娯楽性も兼ね備えた正真正銘の傑作アニメでした←子供向けの作品だけどね)
一般人にもお勧めできる程の優れたアニメは久しぶりなので、ほんと見といてよかった。
(リンク先の画像ではわからないだろうが、キャラクターの絵柄もかなり魅力的でした)
【プログラム】
1、雪の女王
1、雪の女王 (ソ連 1957年 55分) お薦め
セルアニメ。原作はアンデルセン童話。内容は、『年増のマダム』と『魔性の少女』が
『美少年』を巡って熱き恋愛バトルを繰り広げる、という三角関係もの。
ある所に、いちゃいちゃカップル“カイ君(推定11才)”&“ゲルタちゃん(推定10才)”
がいて、二人は仲良くちちくりあっていましたが、それを見ていた美少年大好きの“雪の女王
(別名ロシアのマイケル)”が『私にも美少年を!』とカイ君を拉致監禁。連れ去り事件を
発生させてしまうのでした。(カイ君もゲルタちゃんに飽きたのか?素直についていきます)
そんな「愛人蒸発」の現場を目撃してしまったゲルタちゃんは、雪の女王の『若いツバメ』
と化した元愛人“カイ君”を取り戻すべく、何故か裸一貫で放浪の旅に出るのであった。
えー、佐々木の歪んだ意訳ではなくて、正しいストーリーを知りたい方はこちらをどうぞ。
http://www.people.or.jp/~russia-eigasha/arc/films/y/yukino/
(監督:レフ・アタマノフ)
ともかく、この作品は凄くおもしろいので是非とも見て欲しい一品です。思わずこんなにも
イカレタ紹介文をねつ造してしまうほどのおもしろさですから。何より「目的達成を阻む
“障害”の親玉である雪の女王」がラストで倒されずに、和解するのが素晴らしい。
日本アニメなら確実に倒してるぞ。(「ラスボスを倒す」という娯楽的快感のために)
この話、テーマは「献身的で純粋な愛」だとか、まあ色々あるでしょうが、注目すべきは
「母親的な母性」を象徴する雪の女王に取り込まれた「男の子カイ」を、「母親以外の母性」
を象徴するゲルタの愛が奪還するところ、つまり「母親の支配的な愛から子供が自立する
ためには、その子供が母親以外の他者を愛し、また愛されることが必要である」と表現した
ところだ。(母親の愛から自立するには「愛の目覚め」が必要なのだ)
ちなみに、そういった「母性的なものからの自立」というテーマは、途中で出てくる
『寂しがりやの山賊の少女』が“ゲルタの愛で心を開いていく”辺りにも表現されている。
いやー、なるほどねぇ、なかなかおもしろいアニメ作るやんけ、ロシア人。アニメーションも
素晴らしいし。とても1957年に作られたアニメとは思えない出来だよ。娯楽性も十分
兼ね備えているし。このアニメは本当にお薦め。余談だが、先日ふらっとよったうちの近所の
レンタルビデオ屋(しかもツタヤ)にこの「雪の女王」のビデオが置いてあったのでかなり
びっくりした。侮れねえなぁ、うちの近所のツタヤ。
それはともかく、本作品『雪の女王』の詳しい評論が「世界と日本のアニメーション
ベスト150」に載っていて、それがまた、なかなか的確でおもしろい批評なので、
暇人は是非とも読んだらいいんでないかい。(久々にまともなアニメ批評を読んだ)
ちなみにすごく蛇足な話だが、私は主人公の「心やさしい素直なゲルタ」よりも
「愛に飢えていたが故にひねくれてしまった山賊少女」の方が好きである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Cプログラム
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
内容:世界中の短編アニメを何本かまとめて上映。詳しくはこちら。
http://www.laputa-jp.com/laf2003/prg/C.html
【プログラム】
1、線と色の即興詩
2、殺人狂時代
3、ぼくらと遊ぼう
4、幽霊船
5、男のゲーム
6、クラック!
7、風
1、線と色の即興詩 (カナダ 1953年 5分) 前衛を体感できるのでお薦め
カメラレスアニメーション(フィルムに直接作画する技法)。真っ暗な画面の中を
「色のついた線」が音楽に合わせて様々な形に変化していくだけのアニメ。花火の
ように爆発したり、鳥になったりしていた。
アニメーションの技術を追求したアニメ。こういう実験的なアニメは初めて見たので
おもしろかったが、5分は長すぎ。後半は眠気に襲われた。それに直接フィルムに
描いたせいでかは知らんが、凄く画面がちらついていて、目が疲れた。眠さも倍増。
サンプルなので画像は酷いが、一応こちらで見れます。http://www.adhoc.co.jp/nfb/
後で分かったが、画面のちらつきは「フィルムに何も書かない真っ黒なコマ」を間に
挟むことで意図的に作り出したものなんだと。サブリミナル効果を狙っているらしい?
でも、マジで単に見にくいだけだったぞ。嬉しくない演出だ。
(監督:ノーマン・マクラレン)
2、殺人狂時代 (日本 1963年 15分)
セルアニメ。不条理でブラックユーモアに満ちたギャグもの。そんでオムニバス形式で、
短い内容のものが何本か入ってました。
新聞の4コマ漫画みたいな絵柄の単純な線のキャラが銃をぱんぱん撃ったり、人を
さっくり殺したりするアニメ。笑えるところもあったが、ギャグが古すぎてあんま
おもしろくはなかった。娯楽な作りなので眠気には襲われなかったけど。
(監督:久里洋二)
3、ぼくらと遊ぼう (チェコスロヴァキア 1965年 14分)
人形アニメ(切り紙アニメだったかも)。大きな熊と小さな熊の出会いを描く
シリーズ第一作目(らしい)。子供向けアニメ。
内容がまじで子供向けで、テンポもゆーったりだったのであえなく轟沈。
熟睡してしまった。内容はほんと全然覚えていない。(無念)
(監督:ブジェチスラフ・ポヤル)
4、幽霊船 (日本 1956年 11分)
影絵アニメ。話がゆーっくりで、同じくぐっすり。見てはいるんだけど内容については
全然思い出せない。
(監督:大藤信郎)
5、男のゲーム (チェコスロヴァキア 1988年 14分)
実写と粘土を使ったアニメ。テレビでサッカー見てるおっさんの話。サッカーの試合が
「相手選手をぶっ殺すと1点」というルールなので、みんな色んなやり方で粘土細工の
選手をぶっ殺していく。出てくる選手全員がテレビ見てるおっさんと同じ顔してた。
粘土の選手をスプーンで「さくっ」っと殺したり、ハンマーで「どん!ぐにゃ」っと
殺したりすると一点入り、観客も盲目的に大喜び。ちなみに死んだ選手は毎回ちゃんと
棺桶に入れてどこかに運んで行く。サッカーの観戦者(男)なんて「試合の内容」を
全然見てないで、ただ騒いでいるだけっつー話。もしくは「他人を粛正」して、それを
ただ喜んでいるだけのくせに「政治運動にさも感心があるふりをしてる」、熱狂的な
だけの国民を「サッカーを盲目的、熱狂的に愛しているため正常な感覚が麻痺している
観客」になぞらえて揶揄した話。おもしろかったけど、どうせならもっと派手に殺した
方がよかった。殺し方が思ったより結構単純で飽きる。
(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
6、クラック! (カナダ 1981年 15分)
鉛筆で描いたようなセルアニメ。おっさんに作られた椅子が辿る運命を描いた話。
家族の成長や、時代の変化を見てきた椅子も、やがては捨てられてしまうが、運良く
美術館に勤める警備員に拾われて、そこで子供達の遊び相手になったりして余生を過ごす。
あと、夜な夜な椅子と絵画がどんちゃんパーティーを開く話。
ごめーん。そんなおもしろくなかったわー。この作品、アニメの世界ではかなり高い評価
を受けていて、きっとおもしろい作品なんだろうけど、日本の娯楽アニメにやられて脳が
腐ってる俺にはいまいちだったよー。前の映画の眠気を引きずって見てたし。機会が
あればもう一度見直します。(反省) 1981年アカデミー賞短編アニメ賞受賞作品。
(監督:フレデリック・バック)
7、風 (カナダ 1972年 9分)
水彩画のアニメーション。子供が風の吹く草むらで遊んでいたら、突風で吹っ飛ばされて
どっかいっちゃう話らしい。途中から寝てたらしくよく覚えてない。
水彩画のアニメはブレが凄すぎて目が疲れる。眠気も増大。話としてはそれほどおもしろい
内容ではなかったと思う。子供向けな話だった気がするし。
(監督:ロン・チュニス)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Iプログラム (「眠気の正体発覚」の巻)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
内容:日本が生んだ超娯楽アニメ「人狼」を上映。詳しくはこちら。
http://www.laputa-jp.com/laf2003/prg/GL.html#I
【プログラム】
1、人狼
1、人狼 (日本 2000年 98分)
セルアニメ。架空の戦後(凄い武装してる変態部隊や、「セクト」と呼ばれている
反政府勢力みてーなテロちゃん達)を題材に、「裏の裏のそのまた裏を読み合う」
ことで「ほーら、君たち、無能だろ、気が付いたかい?」と制作者が観客をシメる
必殺の押井守ちゃんアニメ。(押井は監督ではなく、原作、脚本で参加)
あんましおもしろくはなかった。ちなみにこのアニメは「恋愛重視」で意外と押井色が
薄目でした。(主役の男と女が「演歌みてーな恋愛」を繰り広げるのは監督である
沖浦啓之の趣味だろう)ラストシーンでもこっちがうんざりするような「くどい恋愛」
してくれるしね。そんな「押井汁70%(当社比)」の出来だったのに、隣で見ていた
「ねーちゃん2人組」が『いつも通りの押井アニメだったね』などとぬかすので、
心の中で「ちっ」と舌打ちしておきました。
(監督:沖浦啓之)
で、そんな「人狼」の話はどうでもよくて、問題は
俺がこの娯楽アニメ「人狼」でも眠ってしまうのか?どうか?そこが問題。
もしも“娯楽アニメ”で眠ってしまったら単に「目が疲れていただけ」ということで無罪。
しかし“娯楽アニメ”では起きていられたら最早「芸術が見れない体」ということで有罪。
結果:眠るどころか、逆に目が覚めた = 「豚」確定
やはり、私は娯楽アニメに漬かりすぎて芸術が見れない体になっていたようだ、がっくし。
それだけでなく、やっぱり「娯楽要素」ってのはものを見せるうえで「非常に重要だ」と
いうことを改めて実感しました。人間、なんだかんだでやっぱり「本能的」な生き物だから、
どうしても「理性的な内容」だけではあかんのよね。「破壊」とか「食べ物」とか「恋愛」
とか「優越感」とか、ともかく「本能に訴える」娯楽要素ってのは作品にとって必要不可欠
だと思いました。
ちなみにこの日は「I、C、H、D」と4つのプログラムを一気に見たのだが、
雪の女王(Iプログラム) → 普通に見れた
世界の短編(Cプログラム) → 眠気に襲われた
人狼(Hプログラム) → 覚醒
世界の短編(Dプログラム) → 眠気に襲われた
このように時間帯に関係なく「芸術は眠い」「娯楽は起きてる」という情けない結果に。
この「呆れた結果」を受けて私はかなりがっくし来てたのだが、次の週に別の「芸術アニメ」を
見たときは普通に見れたので、やっぱり「暗い部屋で映像を見る」ことと「芸術のゆっくり
したテンポ、反復映像」になれていなかっただけらしい。(要は「慣れ」だな)
結論:要は「慣れ」。心配して損した。
余談:買ってきた本で「クレヨンしんちゃん」の監督である原恵一が人狼の紹介文を書いて
いたのだが、『この映画にはアニメの気持ち悪さが全く無い。気持ち悪いキャラや、
それに合わせて気持ち悪い声を出す声優や、勘違いした演出家などが放つ自意識過剰な
ナルシズムとかのろくてもないもの。そういった気持ち悪さがこの「人狼」には無い。』
と、かなりとんちんかんなことを書いてました。だってメインの女の声はどう考えても
成人女性の声じゃなかったし、演技も「どうだろう?」な出来だったし、「自意識過剰な
ナルシズム」を感じさせる演出も映画全体に見てとれたし、どう考えても日本でよく見る
「オタアニメ」だったよ。紛れもなく。原恵一は頭おかしいのか?
やはりこういった「制作者のとんちんかんぶり」も、超娯楽アニメである日本アニメの
影響であろうか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Dプログラム
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
内容:世界中の短編アニメを何本かまとめて上映。詳しくはこちら。
http://www.laputa-jp.com/laf2003/prg/D.html
【プログラム】
1、タンゴ
2、隣人
3、あおさぎと鶴
4、おこんじょうるり
5、対話の可能性
6、シレーヌ
7、くじら
8、ジャンピング
1、タンゴ (ポーランド 1980年 8分)
実写を多重合成したアニメ。部屋の中に人がどんどん入ってきて、やがて出ていくだけの話。
しかし、一人一人のパートを別々にとって組み合わせたアニメなので見ていておもしろい。
NHKのピタゴラスイッチでやってる「アルゴリズム体操」を思い浮かべてくれい。
そんな実験的なアニメ。よくもまあ、人がぶつからないもんだ。でも映像はしょぼい。
それが「味」なのかもしれんけど。確かに作品にあってるしね。テーマは、深読みすれば
「他人に無関心な現代人」。1982年アカデミー賞短編アニメ賞受賞作品。
(監督:ズビグニュー・リプチンスキ)
2、隣人 (カナダ 1952年 8分)
実写アニメ(実写アニメって「ピクシーレーション」っていうんだって)。二人の隣人が
一本の花を巡って争い始め、結局最後は殺し合い。二人とも死亡。「汝の隣人を愛せよ」
がテーマ。アニメなのでいきなり画面上に「ぽん」っと物が出てくるのだが、それが実写
なので見ていておもしろい。が、やや、単調。実験アニメなんてそんなもんだよな。
1952年アカデミー賞短編賞?の受賞作品。
(監督:ノーマン・マクラレン)
3、あおさぎと鶴 (ソ連 1974年 11分)
切り紙アニメ。「あおさぎと鶴」は一回目に見たとき、眠気に襲われていたとはいえ、
しっかり起きていたので、今回は別に新しい発見はなかった。
(監督:ユーリ・ノルシュテイン)
4、おこんじょうるり (日本 1982年 26分) お薦め
人形アニメ。歳のせいで絶不調の「いたこの婆さま」のところにある日「狐のおこん」が
やってくる話。おこんの歌う浄瑠璃は「どんな病も治す」というベホマ効果があって、
それを知った婆さんがおこんを利用して生計をたてる。そのうちおこんが可愛くてしょう
がなくなった婆さんと、山は危険が一杯で「ゆるぐねぇ」と駄目っぷりを告白する狐は
お互いを必要とするようになり、一緒に住むことになったのでした。が、お城の姫様の
病気を治した帰り道、馬方が「ババア、金だせや!」とババア狩りを決行。ババアを
棒でぼこぼこに殴りつける。そしてその打撃を「ババアの服の中に忍び込んでいた」狐が
全部かばっていたため、狐死亡。ババアも寂しさのあまりおっちぬのでした。
これはおもしろい。人形もコミカルだし、話も起承転結だしで、かなり娯楽的。きっと
楽しく見れるはず。お薦め。テーマは「寂しいもの同士、肩寄せ合って生きていこう」、
じゃなくて「人は一人で生きてるのではなく、みんな助け合って生きているのだから
もっと思いやりをもって他人に接していこうじゃないか」って感じ。東北弁を使いこなす
謎の婆さん声優の演技がいい。おこんの声優もなかなか。
(監督:岡本忠成)
5、対話の可能性 (チェコスロヴァキア 1982年 11分) お薦め
粘土アニメ(粘土以外の物も使ってる)。「永遠の対話」「情熱的な対話」「不毛な対話」
の三部構成。「永遠の対話」では様々な人種が交配して、やがて「均一」になる様を
『金属人間、野菜人間、木製人間などがお互いを食い合って、混ざり、2つに別れ、
それを繰り返していくうちに粘土人間に行き着く』という内容で表現してました。
その他の話もおもしろかった。
これはなかなかおもしろいよ。芸術テンポに慣れれば、かなり楽しく見れるはず。
かなりテーマが明確な作品だった。ちなみにこの監督は繰り返しがくどい。
(監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)
6、シレーヌ (ベルギー 1968年 9分)
セルアニメ。港街で人魚が出たり、救急車がきたり、警察がきたり、科学者がきたりする話。
画面全体が赤色で目にやさしくない。
内容はうろ覚えだなぁ。若者が港町で人魚発見、心を奪われるが、人魚が海上にある
巨大なクレーンで持ち上げられて落下、死亡、で若者は救急車を電話で呼ぶが、警察から
第一発見者=容疑者として扱われ、結局えん罪逮捕。死んだ人魚は科学者と動物園が
真っ二つにして、魚の部分を動物園が、人間の部分を科学者(医者だったかな?)が
持って帰る。そんな内容。「人魚とのロマンス」「現代社会批判」のアニメだったかな?
(監督:ラウル・セルヴェ)
7、くじら (日本 1952年 10分)
影絵アニメ。海賊みてーな漁民が女を手込めにしようとするが、
鯨に襲われて食べられちゃいます。そんな話。
漁民が女を手込めにしようするが、その後「じゃまだぼけー」っと女を振り払う、
しかしその後また手込めにしようとする、そんな話。笑えた。人間の性欲は偉大だ。
それがテーマ。嘘。セロハンを使ったカラーの影絵でした。
(監督:大藤信郎)
8、ジャンピング (日本 1984年 6分)
セルアニメ。ぴょんぴょん跳ねて、どこまでも跳ねて、家越え、山越え、海越えて、
雲まで越えて、元に戻る作品。
背景も動画にしてるらしい。それは凄い話だ。が、なんかカメラワークが変だぞ、これ。
あと遠近が狂ってる気がするのだが。それが修正されていればもっと「跳んでる」感覚が
表現できたと思う。アイデアはおもしろいが、残念な結果に終わった作品。
(監督:手塚治虫)
|
|